道路を使った足場工事で必要な許可と図面のポイント

外壁塗装や建築現場での足場設置では、敷地内だけで収まらない工事も少なくありません。歩道や車道にはみ出す場合、必要になるのが「道路使用許可」や「道路占用許可」です。どちらも公道を安全に使うための制度ですが、要件や申請窓口が異なります。ここでは足場工事で関わるこれらの許可と図面作成の重要性を、初めての方にもわかりやすく解説します。
道路使用許可と占用許可の違い
工事で道路を使うときは、大きく2つの許可制度があります。
- 道路使用許可(道路交通法):交通の円滑や安全を守るための許可で、警察署(交通課)が管轄します。道路上での工事作業や、資材搬入・クレーン作業など、車両や人の通行に影響を与える一時的な行為にはこの許可が必要です。
- 道路占用許可(道路法):道路上に構造物や設備を継続的に設置するための許可で、市役所や県土木事務所などが管轄します。足場や仮囲い、仮設トイレ、仮設電柱などを道路上に置く場合は必ず取得が必要です。
つまり、足場を歩道に張り出す場合は、たとえ数日だけであっても「道路占用許可」が必須。さらに工事のために通行規制や資材搬入があるなら「道路使用許可」も必要になるため、両方を揃えるケースがほとんどです。
足場工事に必要な申請と流れ
足場を道路上に張り出す工事の一般的な流れは以下の通りです。
1.現場の計画確認
足場の設置位置や道路幅、歩行者・車両の通行状況を把握します。
2.関係機関への相談
占用許可は道路管理者(市役所や県土木事務所など)、使用許可は警察署へ相談します。工事内容に応じて、どの手続きが必要か指示を受けます。
3.申請書類・図面の作成
現場を正確に反映した仮設足場配置図、断面図を添付して申請します。
4.許可取得・着工
許可書を現場に備え付け、規制標識や安全対策を講じて工事を開始します。
申請時に求められる図面のポイント
足場工事の許可申請は、現場の安全確保と地域住民の安心のために欠かせないプロセスです。
- 早めの相談が大切:道路管理者や警察署は事前協議を重視します。書類作成前に相談しておくと、修正の手間が減ります。
- 占用料が発生する:道路を占用すると、占用料がかかるのが一般的です。金額は自治体や道路の種類によって異なります。
- 安全対策の計画性:通行規制や案内看板の設置、夜間の照明など、安全計画を丁寧に立てることで許可がスムーズに下ります。
まとめ
足場が歩道や車道にはみ出す工事では、道路占用許可と道路使用許可の両方が必要になるケースがほとんどです。占用許可は道路法に基づき、市役所や県土木事務所が、使用許可は道路交通法に基づき警察署が管轄しています。申請には正確な図面の添付が必須であり、現場状況を明確に表現することが重要です。
工事計画の段階で関係機関と早めに相談し、適切な許可を得ることが、現場の安全性や地域からの信頼につながります。図面作成や申請手続きは専門家に依頼すればスムーズです。弊所でも現場に沿ったサポートをご提供しますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。

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